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京町家あれこれ

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《COLUMN3》京町家の特徴 ~ 構造編

京町家は「うなぎの寝床」と呼ばれる、間口が狭く、奥の深い構造が最大の特長です。

これは三間(約5.4m)の間口を一軒役として課税する豊臣秀吉の税制に反発した形状であるという説や、
江戸時代に間口(家などの正面)の広さで税を課していたためなど、様々な説があります。

一般的には、表から「店(見せ)の間」「中座敷」「台所(居間)」「奥座敷」「坪庭(つぼにわ)」などの
部屋がほぼ一直線に奥へと並んでいます。
部屋の横には「通り庭(走り庭)」と呼ばれる土間がほぼ一直線に伸び、奥の坪庭へと続きます。

また一番奥には頑丈な蔵が用意されて、貴重な家宝や商売道具を保管していたりしました。

京町家 ひよりの間取り図

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